卒業生の皆さんに、作品のこと、学校のこと、校舎のある北千住のこと、いろいろ聞いてみました!

竹本水花 -プロジェクト5-

劇場版『クレヨンしんちゃん』における作風の変化
~ファミリー向けアニメに対して社会が求めるもの~

竹本水花

本研究では、日本の漫画及びアニメ作品『クレヨンしんちゃん』の中から劇場版作品に焦点を当て、その特徴の変遷について分析する。家庭のあり方や子どもの教育に大きな影響を与えるとされる「ファミリー向けアニメ」に対し、社会は何を求め、何を排除しようとしているのか。より多くのファミリー層、ひいては視聴者を獲得するために試行錯誤を繰り返してきた『クレヨンしんちゃん』の作品分析を通して、それを明らかにしていく。

-音環に入ったきっかけ

藝祭に遊びに行った時、「この大学で4年間過ごしたら楽しそ〜!」って思ったこと。「でも私が入れるわけねえ〜!!」と諦めつつダメ元で学科一覧を見ていて、音環の存在を知りました。私の「やりたいこと」や「興味あるけど知らないこと」が学べる気がしたし、100%受からないとも言い切れなさそうだったので、受験しました。不純やな〜

-在学中に主に勉強したことは何?

1年生の頃は、演劇やダンスを学んでいました。舞台芸術には幼い頃からいろいろな形で関わっていて、当初は役者志望だったんです。
でもだんだん、自分はプレイヤーになるよりも、対象物を客観的に見てアレコレ考えたりすることの方が向いてるかもなーと思うようになりました。(もちろん、プレイヤーであってもその作業は必須だと思いますが)
そこで、2年生からは文化社会学のゼミに移動して、「子ども向けアニメ」と呼ばれるものが社会にとってどんな存在なのかとか、何を意識して作られているのかなどを研究しました。振り返ってみると、本当に好き放題やらせてもらっていた気がします。

-作品 or 論文の概要をわかりやすく説明してください

タイトルのまんまです。
計25作に及ぶ『クレヨンしんちゃん』の劇場版作品が、どんな風に作風を変化させていったのか。それをいろ〜んな角度から分析しました。 ストーリーや方向性はこんな風に変わったよ。それに伴ってこんな演出が目立つようになったよ。社会の変化もこんなところに影響してるよ。ってな感じで、なかなか興味深い歴史があるのです。

-作品or論文でやりたかったこと、伝えたいことは何?

ご存知の方が多いかもしれませんが、今や国民的アニメとなった『クレヨンしんちゃん』は、もともと過激な下ネタやブラックジョークに溢れた青年向け漫画として誕生したんです。しかし昨今の『クレしん』は、「泣ける」「感動できる」作品としての評価が目立っていて、家族みんなで観る「ファミリー向けアニメ」という位置付けがなされています。
そのような歴史を持つ『クレしん』を分析することで、ファミリー向けアニメが社会から求められている役割や、社会が考える理想の家族像などを読み取ることができるのではないかな〜と考えました。
でも、自分がそういうことを知りたいんだと気づいたのは後になってからでした。最初は単純に、『クレしん』がファミリー向けアニメへと進化していく過程で明らかに何かが変わっている…しかし具体的にどう変わったのかは言い表せない…何が捨てられ、何が取り入れられたんだ…!?という疑問を解決したくて、この研究を始めました。

-千住キャンパス周辺の好きな飲食店について語ってください

好きな飲み屋はたくさんあるので語り尽くせません。基本的に良いお店ばっかり。私が特に好きなのは、郵便局の前にある「いな穂」です。お昼にしか入ったことありませんが、とっても美味しくて、お料理や食べ物への愛が感じられる定食屋さん。白ご飯にするかわかめご飯にするかを迷う瞬間、何種類もある小鉢から今日の気分に合う物を探す瞬間が、大好きです!